苺畑でつかまえて

カツ&サリー、闘いの記録

クリスマスなんて・・・。

最近、テレビニュースやなんかで
「早くもクリスマスのイルミネーションが点灯されました。」
なんて言うコメントが流れる事が増えてきた。
と、カツは暗い表情になる。

「俺にはクリスマスなんて関係ない。」なんて言う。

確かに、リハビリ中の人間には、
クリスマスも、年末年始も関係ない。
クリスマスだからって、身体の痛みが薄れるわけやない。

「クリスマスの一日だけは、元の身体にもどしてあげます。
なんていう、気のきいたプレゼントがあったらいいんだけどなあ。」
とつぶやくカツ。

ほんま、そうやね。
たった一日でも良いから、昔通りに過ごせる日があったら、
次の日からはまた、闘いにそなえられるんやけどね。
この闘いは、休みなしやからね。

そやけど、頑張ろな。
一人っきりやないんやからな。
私がいっつも、そばについてるからね。

DIARYを更新しました。

「DIARY」のページを更新しました。

今回は、リハビリ病院での生活を中心に
退院して自宅に帰るまでの経緯です。

「DIARY」は当時私がつけていた実際の日記や
メモ、手紙を元に構成しているので
話があっちこっちに飛んだりしてますが
是非、読んでやって下さい。

宜しくお願いします。

顔を上げて、前を向いて。

最近のカツの回復ぶりにはめざましいものがある。
「移乗」がどんどん上手くなってきている。
なにかコツでもつかんだんやろうか?

先日、初めて入った歯科のトイレでの事。
初めての場所は、上手くいくかどうかいつもかなり不安やった。
どこをどう持ったら良いか、車椅子はどんな角度でつければいいのか・・・。

などと私が思案しているうちに、するするっと自分で座ってしまった。
おまけに今までは、家のトイレ以外では便器に座っている事も
かなり難しかったのに(体幹が安定しないから)
なんと平気で用をたしてしまったんや。
これには、見てた私の方がビックリしてしまった。

やっぱり「発症から時間がたつと回復は望めない。」なんてウソっぱちや。

私はカツの影響で、40歳を過ぎてから自動二輪の免許を取った。
自分の息子っていってもおかしくないくらいの
若い男の子達に混ざって、さんざん苦労した。
身体中、アザだらけになって、毎日シップと絆創膏だらけやった。

でも、その時言われたこんなセリフ。

「足元ばかり見てるから転ぶんですよ。」
「バイクっていうのは、視線の方向に動いていくんですよ。」
「自分が行きたいと思う方向に目を向けなさい。」

「もっと、顔を上げて、前を見て!」

カツの回復ぶりを見ていて、ふと教官のそんな言葉を思い出した。
それって何か、人生そのものみたいやなあ。

車椅子は「椅子」じゃない

カツは今、KAWAMURAというメーカーの電動車椅子を使っている。
何種類かの車椅子を試した結果、現在の機種をレンタルする事になった。

使った事の無い人にはわかりにくいかもしれへんけど、
車椅子ってもんは、決して座り心地の良い代物ではない。

車椅子なんて、全く関係のない生活をしてる人でも
例えば、新幹線や、飛行機で長距離の移動の時、
お尻の痛い経験をした事くらいはないやろうか。
また、映画館で、いくら「感動的な無我夢中になる映画」でも
途中で座りなおした経験くらいはないやろうか。

日常生活をずっと車椅子で過ごしている人間にとっては
その「痛み」とも毎日闘わないとあかんのや。

おまけに、ずっと座っていると、
「腰痛」もおきやすいし、足に「むくみ」もでやすい。
これは長距離トラックや、タクシーの運転手さん達みたいなもんかなあ。

でも今のカツにはその生活以外の選択肢は無い。

確かに、車椅子メーカーもいろいろと工夫をしたり
機種も増えてはきているようやけど
まだまだぜんぜんって感じがする。

どうも、開発の方向が「介護する側」の使いがっての良さばかりに
向いている気がしてしょうがない。
もちろん、安全性やなんかは、必要な事やと思うけど、
車椅子は「障害者を運ぶ物」ではなくて
あくまでも「椅子」であるって事をまずは考えて欲しいと思う。

積極的に「あ~気持ちいい。ずっと座ってた~い。」って
思える位の「座り心地の良い車椅子」なんて
できひんもんなんやろうか。
それが無理やったらせめて「お尻が痛くなった時用の対策付き」とか
できひんかなあ。

「技術大国日本」やねんから、
メーカーさん、デザイナーの皆さん、たのんまっせ。

ちょっとトラブルです。

皆様、大変申し訳ありません。
ちょっと、システムトラブルがあるみたいで
BBSとかに私が直接レス出来ない状態になっております。
本当にごめんなさい。

でも「不幸中の幸い」でブログの方はこうやって
皆様にメッセージをお伝えする事はできる状態です。
やっぱり「私って運がええんやなあ。」って思うんは楽天すぎか、な?

ご感想などは、直接メールいただければありがたいです。
また、BBSへの書き込みに関しては、管理人さんの方から
随時こちらにメールが届く様にして下さる事になってますのでご安心下さい。

しばらくの間、ご不便をおかけいたしますが、
どうかご勘弁の程、宜しくお願いいたします。


痛み、しびれ、つっぱり感を治す方法

最近、いろんな方々の「闘病HP」を拝見させていただく事が増えました。
みんな、頑張ってはるんやなあ、と感慨もひとしおです。

で、ふとある事に気がつきました。
それは、以外と「痛み」を訴えてらっしゃる方が多いという事です。

それまでは私も「脳卒中の後遺症」っていうと、
「運動機能障害」(つまり、どこかが麻痺してしまったとか)の
イメージが先行しがちでした。

「痛いっ!」
「つっぱる~!!」と騒ぐのは
カツくらいのもんやと、勘違いしていたんですね。

確かに「脳細胞を再生させる医療法」は、
まだ実用段階には入っていないのが現実です。
でも「痛み」に対する治療法は、かなり確立されています。
なかにはすでに「保険適応」になっている治療法もあります。

下記に、いくつかのHPをご紹介させて頂きます。
いくらかでも皆様のお役に立てれば幸いです。



札幌医科大学医学部 脳神経外科
http://web.sapmed.ac.jp/nsurg/Neurosurgery.html

日本大学医学部 機能神経外科
http://www.med.nihon-u.ac.jp/~neuro-s/neuro-s/subsupecialty/function.htm

香川大学 脳神経外科
http://www.kms.ac.jp/~neuron/clin-st.html

西新潟中央病院 機能脳神経外科
http://www.masa.go.jp/nes/fn.html

機能的脳外科についての詳しい説明
http://homepage3.nifty.com/ttaira/function.html

ふたりの生活

朝、目がさめると
「あ~あ、また今日も一日が始まるんか・・・。」と
暗い気持ちになる時がある。

何しろ一日は短い。
そやのに、する事が多すぎる。
おまけに私はもともと体力がないから
すぐにへばってしまう。

でも私はカツとの生活を
「特別な介護生活」とは思っていない。
それは確かに「慣れ」の問題もあるかもしれへんけど
世の中には「あれしろ!これしろ!」って言う
亭主関白なおっさんは山程おると思う。
そこまでいかなくても、家の事は奥さんにまかせっぱなし
なんて夫は数え切れへんやろう。

いつまでも「介護する人」と「介護される人」
っていう関係だけやったら続かへんと思う。
少なくとも私達は最初にまず「夫婦」なんや。

そやからまあ、いまの生活は
「かなり口うるさい旦那」との普通の結婚生活なんやと思っている。

移乗の自立

カツが自分の力だけで
車椅子からベッドに移動した!!

その前からも、かなり私の介助は少なくてもできてたんやけど
完全にひとりで出来たのは、初めて!

「まぐれ、まぐれ。」って本人は言うけど
「まぐれ」や「偶然」で出来るもんやない。
やっぱりカツは、確実に回復に向かっている。

最近、飲みはじめた漢方薬がよほど身体に合っているのか?
それともタイミング的に神経の電気信号が走り始めたのか?
理由はよくわからへんけど、
理由なんかどうでもいいねん。

カツが少しでも良くなってるって事、
この事実だけが素直に嬉しい。

警察からの誕生祝い

11月6日はカツの誕生日。
私達は、カツの免許の更新に出掛けた。

「3年たってもまだ車椅子のオレに、更新なんてしてくれるのか。」
と、カツはずっと不安に思っていたが
とにかく行って、話をつけなアカン、と私は思っていた。

まず入り口で、普通に受付をすます。
次に「技能検査」というのを受けた。

視力は問題無し。

その後、「発病はいつ頃か?」とか「現在の身体の具合は?」等の
簡単な質疑応答。
「今はまだリハビリ中で運転はできませんが、免許の更新をしたいのです。」
と、私。

すると検査官は、こう言った。
「確かに、ご本人もご家族もおっしゃる通り、今は運転できる状態ではない様ですね。」
「でも、今後回復して運転が出来る様になった時に、もう免許がきれてたら大変です。」
「また最初から取り直しになりますからね。」

「今後、回復したら・・・。」
今まで病院やお役所でも、誰も口にしてくれなかった言葉!!
それを私達は警察で、初めて聞いたのだ。

嬉しかった。
カツもとても喜んた。

こうして私達は、他の普通の人達と一緒に講習を受け、
無事に免許を更新する事が出来た。

カツにとってはバイクは命。
いつかきっと良くなって、また走りたいと思っている。
その希望だけがカツの支え。

それさえ取り上げられたら、と暗く不安になっていたカツには
この免許の更新はきっと「一番の誕生日プレゼント」だったかもしれない。

少しずつではあるけれど

最近、カツの調子がとても良い。

ベッドから車椅子、車椅子からベッドへの移乗が
かなり安定してきた。
もちろんまだ介助は必要やけど、
介助してる私やからこそ、その安定ぶりが良くわかる。

ベッドから起き上がる時も
以前はベッドのギャッジアップが必要やったのに
今は自分の手を使って起き上がれる様になりつつある。

これは私だけの思い込みやない。
週に2回程来ていただいているマッサージの先生からも
「身体全体から変なこわばりが抜けはじめている。」
と言われた。

体幹もかなり良くなっている。
端座位(背もたれの無い状態で一人で座る事)なんて
むっちゃ不安定やったのに、
この所はいつも座った状態でマッサージしてもらってる。

本当に、本当に少しずつやけど
でも確実に、カツは回復に向かい始めている。
「発病から半年たったらそれ以上の回復は難しい。」
なんてウソっぱちや。

頑張れ!カツ!
頑張れ!私!!

家族の心

カツの病気は、私にも後遺症をもたらした。
いわゆるPTSD(心的外傷後ストレス障害)というヤツだ。

常に、胸のあたりにつまった様な重たい感じがある。
ふとした事ですぐに涙がでそうになる。
テレビドラマ等で患者が病院に運ばれるシーンなどはもってのほか。

だから、このHPの日記を書く時は本当に辛かった。
当時を思い出して、何度も泣きそうになった。

やるせなさと、無常感がつきまとって離れない。
「これってほんまに現実なんやろうか?」って思ってしまう。

眠りが浅くて、3時間くらいおきに目がさめる。
そして「ああ、やっぱり現実なんや。」と思いしらされる。

何でこんな事になってしもうたんやろ?
カツは時々、冗談半分で
「きっと俺は前世でよっぽど悪い事やったのかもね。」と言う。

このブログを読んで下さっている方の中には
カツと同じ様な病気の方もいらっしゃると思うけど
「家族も大変なんだ。」って事、思い出して下さいね。
そしてどうか、たまには優しい言葉をかけてあげてください。

家族の心が救われるのは、その瞬間だけなんですから。

愚痴ったらアカンの?

先日、こんなメールが来た。

「あなたのブログは、甘えと愚痴ばかりだ。
逆境の中でもそれに負けず前向きに生きる姿でなければ人を感動させる事はできない。」

しかも、身内から。

凄いショックやった。
本当に悲しかった。
そやから、このブログもしばらく書かれへんかった。

前向きに生きなアカン、そんな事は充分わかってる。
そやけど、辛い事かってあるやん。
「何でこんな事になってもうたんやろ?」って
泣きそうになる事かってあるやん。

だいたいこの世の中に「悩まない人」なんておるん?
悩んだり、けつまずいたりした時、
それを誰かに聞いて欲しいって思うのは「甘え」なん?

この「どうしようもない焦燥感」を
「怒り」や「悲しみ」や「落ち込み」を
文字にして表す事も、それはまた「表現」のひとつの形やと
私は信じたい。

それに、少なくともカツは、このHPの存在を喜んでくれている。
「今日は誰から書き込みがあった?」
「どんなメールが来た?」
「CDの申し込みは、どう?」
と毎日聞いてくる。

それだけでも充分、このHPは存在意義があるって私は思っている。

Home

プロフィール

katsutsun

Author:katsutsun
若くして脳幹出血に倒れ、中途障害者となったカツの毒舌ブログ。

古い記事はコチラ↓↓
カツブログ/過去記事

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

RSSフィード

リンク