苺畑でつかまえて

カツ&サリー、闘いの記録

壁の穴

我が家のトイレの壁には、こんな「穴」が開いています。
おまけに「横てすり」の上のあたりは、壁紙がはがれてボロボロになっています。

壁の穴

大家さんに見つかったら叱られるかなア?

けれどカツが、毎日毎日、同じ所をつかんでいる内に、だんだんと壁紙がはがれ、
毎日毎日、同じ所に頭を押し付ける様に「立ち上がる」内に、壁穴が開いたのです。

だからこれは、カツの「努力の跡」なのです。

専門の療法士の方との「病院でのリハビリ」は、もちろん、とても重要だと思います。
でも、自宅で過ごす時間、普通の生活の中の様々な動作の中にも、回復への鍵が眠っていると私は考えています。いいえ、むしろ「自宅での生活」は「回復へのアイディアの宝庫」かもしれません。

思い起せば、発病後のカツの状態は決して「楽観的」なものではありませんでした。
ここに、当時の資料から、少し抜粋してお伝えしたいと思います。(発病から約4ヶ月後の診断書です。)


「身体障害者診断書」
「障害名」→四肢・体幹機能障害
「原因となった疾病」→橋出血
「経過」→突発するめまいで発症、その後、意識障害、保存的加療
「所見」→四肢・体幹の機能障害で、体幹機能障害は、寝返り不能、座位はセッティングして30秒、上下肢は両側ともステージ3、手指ステージ4前後だが、失調症あって両側とも著しい障害、両下肢も著しい障害相当である。
「合併症状」→嚥下、構音障害、音声・言語・咀嚼機能障害。
「運動障害」→全身性運動失調、痙性麻痺
「動作状況」→歩行不能、起立位保持不能、その他動作、全て不能(全介助)



今、こうやって読み返してみても、身震いする程「おぞましい単語」の羅列・・・。

それなのによくもまあ、ここまでやって来れたもんだと、自分達自身を褒めてあげたい気分で一杯になります。そして「努力は決して裏切らない。」これが私達が「病気から学んだ事」です。


だから、同病の友よ!
そして、他の病と闘っている、全ての私の友人達よ!
どうかどうか、負けないで下さい。

病との闘いは、自分の人生との闘いでもあるのです。
どうか、自分の人生を諦めないで下さい!


こんな風に、私が思える様になったのは、沢山の友人達のお陰です。
そしてカツの手首には、そんな「友人」からのプレゼントが今日も誇らしげに「鎮座」しています。

ブレス


あんなに「全ての動作、不能」と「医師の診断書」に書かれたカツですが、今では「自力で食事」が出来るまでに回復しましたよ!これが「確かな証拠」です!!

「普通のスプーンで食べる」


「レンゲで食べる」

誕生日

今月は、私の誕生月!

私が生まれたのは「13日の金曜日」だったそうで・・・。

何でそんな日に?と、以前、母に聞いた事がありました。
その時、母は私に、こう答えました。

「日が悪い」と言われる日に生まれて来る子は、
多分、きっと「強い子」になる。


そう思って、自然に任せた・・・ってね^^。


残念ながら、私は「人の親」になる事は出来ませんでしたが、
代わりに、人の「生命の闘い」と対面する事になりました。

人間の「生き死に」とは、どういう事かと言うのを目の当たりにし、
「生命の尊さ」とか「生きる事は、生きてるってだけで素晴らしいんだよ」って事、
「あなたが息をしていてくれる事が嬉しい」とかって気持ちを持つ事が出来ました。

だからこそ、私は自分の誕生日に際して、
心から、母に感謝の意を伝えたいと思います。

お母さん、私を生んでくれて、本当に有難う!!




一歩ずつ、けれど前へ!

このブログを始めた頃は、ただ「自分の気持ちを書く」事で精一杯だった。
本当に、ただの「私的日記の公開」だった。
でも最近は、このブログや「掲示板」を通じて、色んな方々との交流が増えた。

友人が増える事は「嬉しい事」ではあるけれど、
「じゃあ、ブログには何を書いても良いの?」と考えると、書く内容に対して躊躇する事が増えたのも事実で・・・。
何も知らない時は無邪気に「こんなに回復しました~!」と書いてもいられたのだけれど、実は、そんなに簡単に書いてはいけない事なんじゃないかって、思ったりもしている。

カツと同じ「脳幹出血」を発症された方々の他にも、カツよりも「重篤な症状」と闘っていらっしゃる方や、そのご家族の方々も大勢いらっしゃる・・・。
そんな方々が読んで下さっているのを知っていながら、尚、「こんなに回復しましたよ~!!」と書くのは、
本当に「正しい行為」なんだろうか?

そんな風に、自問自答・・・。


そして、私が考える「私なりの結論」は、
私達は、私達でしかあり得ない。


このブログを読んで「悲しい思い」や「辛い気持ち」を持たれた方には、
本当に「ごめんなさい。」と、言うしかないけれど・・・。
私はただ、私達の「生身の成長」を記しておきたいだけ、それだけ。
未来の自分達の為に・・・。

そして、出来れば「自分も負けないゾ!」って気持ちになっていただければ・・・と思う限りなのである。

だから、アップしますよ~!!(動画アップ、初挑戦です~^^/)
これはカツが初めて「前方介助」で歩いた時の動画です。


一歩ずつ、けれど前へ!


僕の後ろに道は出来る

「そういえば、去年はどんな事、書いてたのかなあ?」と、
軽い気持ちで自分のブログを読み返してみた。

すると、こんな記述があった。
これはカツが初めて「普通乗用車」への「移乗」に挑戦した時の話だ。

気持ちで負けてはいけない

あれあれ~!!?
結構、大変だったんだ~、私・・・。

今、改めて読み返してみると、驚くばかりです。
そんなに大変だったのに、負けないって書いた、過去の自分に対して、
アンタってエラいね~って、褒めてあげたくなりました。(←自画自賛^^;)

実は昨年末に、久しぶりにこの「普通乗用車」への「移乗」にトライさせて頂きましたが、何という事なく、無事クリア出来ました!

前回は、私と療法士の方3人、計4人がかりで臨んで、汗だくになって、途方に暮れて・・・。そんな状態だったのに、今回は、私一人の「軽介助」で「助手席」に乗り込む事が出来ました。
今回、立ち会って下さった療法士の方々(2人)からも、「この調子なら、そのウチ『気軽に飲みに』も行けますね~!」と太鼓判をいただけました^^/


だから今、このブログを読んで下さっている大勢の皆さんに、
私は心からお伝えしたい事があります。

どうか、今現在の状態が思わしくないからといって、めげないで下さい。
本当に大変で、辛くて泣きたくて、死にたいと思う程の日々かもしれません。
でも、努力は決して「裏切り」ません。

千里の道も一歩から、と言います。

どうか時々、後ろを振り返ってみて下さい。
そこにはきっと、あなたが「歩いて来た道」が出来ているはずです。

僕の前に道はない
僕の後ろに道はできる

新年の挨拶

カツが倒れて以来、私達は「おめでとう」と言った事がなかった。

「年が明けたからって、何がめでたいの?」と思っていた。

それは、ただ単に「カレンダーの日付」が「日曜日から月曜日に変わった。」
って言うのと、何も変わらない、そう思っていた。

でも、今年は少し違う。

その「事件」は、私が「夕飯の準備」をしている時に起った。
「ねえねえ、ちょっと来て。」と呼ばれて、台所からカツの所に行くと、
突然「今年1年、お疲れ様でした。来年もよろしく。」と言われたのだ。

あまりに突然だったので、私は「何よ!いきなり~。」と言ってしまった。
(でも本当は、凄~く嬉しかった。)

それから二人で「笑ってはいけないホテルマン」を見て年を越した。
その時もカツは「ハッピーニューイヤー!」と言ってくれた。

だから今年は、私も大声でこう言おう。

HAPPY NEW YEAR!!

ってね^^/

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Author:katsutsun
若くして脳幹出血に倒れ、中途障害者となったカツの毒舌ブログ。

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