苺畑でつかまえて

カツ&サリー、闘いの記録

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モスクワ愚連隊

ちょっと前の事ですが、テレビのバラエティー番組に、ミハイル・ゴルバチョフ氏が出演されていました。
ゴルバチョフ、と言えば、まさに「敵側の親分」みたいなイメージだったのですが、それは大きな間違いで、実は「東西の冷戦」を終結に導くきっかけを作り、ノーベル平和賞を貰った方なのだという事を、その番組で初めて知りました。

私には、勿論、政治的にも宗教的にも、何のイデオロギーもありませんが、モスクワにはほんの少しだけ思い出があります。それは、もう何十年も前の、とても古い話です。

当時の私は、某商社系の企画会社の仕事をしていました。
時代はまさに「バブル」まっただ中、イケイケの時代でした。
「客先のお供」と言う理由だけで、海外出張なんぞもあったのです。

どういう事情だったかは忘れてしまいましたが、飛行機が深夜、急にモスクワでトランジットになった事がありました。当然、空港内の売店などは全て閉まった後で、開いているのは「スタンド」のみで、しかも、その「スタンド」の女性、おそらく突然の残業だったからでしょうか、とても不機嫌そうでした。

でも、機内があまりにも乾燥していた為に、乗客達はこぞってスタンドに殺到し、眼の下にクマを作りながらも、彼女は列をなした人々に黙々と対応していました。

「コーク、プリーズ」と言う私に、もう愛想笑顔の余裕も無い彼女。
無言で手渡された飲み物に、私は一瞬のフリーズ・・・。

え~っと、何て言うんだっけ?こんな時?
・・・あ、そうだ!!

スパシーボ!
(ありがとう!)

それは私が知っている、唯一のロシア語でした。

でも、その途端、彼女の表情が一気に笑顔へと変わったのです。

そしてにこやかに、
ダスビダーニャ と返してくれました。

“ダスビダーニャ”とはロシア語で「また会いましょう」という意味ですが、まあ、この状況では「さようなら」とか「おやすみなさい」の意味だったのでしょうね。

あれからもう随分と時が流れましたが、私の脳裏には、その時の「スタンドの彼女」の笑顔がはっきりと焼き付いています。とてもとても小さなふれ合いでしたが、とても大きな出来事でした。




ありがとう。

それはもしかしたら、私達が日常に使える「魔法の言葉」なのかもしれません。だって、たったそれだけの一言で、誰かさんの気持ちが優しくなるかもしれないのですから。

もちろん、ゴルバチョフさんみたいに、大きな争いを止める事は出来ないかもしれないけれど、少なくとも、モスクワ空港に殺到した「愚連隊」の如き人の群れと闘っていた、一人の女性の心を穏やかにする事は出来たのですから。

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挑戦する気持ち

カツの手には、失調というハンディキャップがある。
失調というのは、見た目で言うと「志村ケン」のギャグみたいに手が揺れる症状なのだけれど、メカニズムとしては、各筋肉の調和が取りにくくなっている状態をさしているらしい。

googleの「介護ことば辞典」には、下記の様な説明が載っている。

動作を行ううえでの調和を失い、調節が効かなくなることをいいます。動作を円滑に行うには多くの筋肉の協調が必要ですが、その協調が失われるとバランスが崩れてきます。失調になると上下肢や体幹が揺れ、手足が目標に近づくと震えが大きくなるなど、目的の動作を行うのが難しくなります。

ようするに、何をするにも「力のコントロールが難しい」状態なのだと言う。特に「徐々に力を抜く」というのが一番難しいらしい。(逆に「一気に力を入れる」のは比較的、簡単との事。)

なので最近は、こんな練習をやった。徐々に力を抜く練習。
「グー」の状態から、1、2、3、4、5と、カウントしながら、だんだんと「パー」にして行く。これが中々難しいらしい。お手本のOTさんの手に比べて、カツの手は、すぐに「パー」になろうとしている。

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それから、ペグ(これは単三電池と同じ大きさの物)を掴む動作。これも力が入り過ぎると、ペグが滑って上手く掴めない。力の加減が難しいので、ウネウネとした動きになってしまう。(私達はこれを「海ヘビ」と呼んでいる。)

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こんな状態ではあるけれど、今は「箸」を使う練習をしている。「箸」を使う動作は、OTさんによると、手の動作の中で最も「複雑な」=「難しい」動作らしい。「グー」と「パー」の中間の動きが難しいカツにとっては、最大の難関。「箸」を開こうとすると、手が開いて「箸」を落としてしまう。この所、ようやく「箸」を持ち続ける事が出来る様にはなったのだが・・・。

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こんな感じで、カツの「精緻動作訓練」(=細かい動作の練習)は続いている。
この動画を見る限りでは、一体いつになったらまともに動く様になるのだろう?と心配になってしまうかもしれないが、私は、そんなに遠い未来ではない、と確信している。

なにしろ、カツが「パソコン操作の練習」を始めたのは、2008年の6月。つまり、もうかれこれ1年半以上も前の話で・・・。もちろん、その間に様々な試行錯誤をくり返して来た訳ではあるけれど・・・。(発症当初のカツは、本当に何も出来なかったからね。パソコン操作だって、練習してみましょうと言ってもらえるまでに、4年半の月日を費やしたよ。)けれどそのお陰で、今のカツの「PCライフ」が成り立っているのだし、もしも途中で「もうイイヤ!」って諦めていたら、こんなに「嬉しい報告」も出来てなかったと思う。



だから私は、いろんな人達にこう伝えたい。
「努力は決して裏切らない!」ってね。

そして、悲しい現実に直面して辛い日々を送っている全ての人にこう伝えたい。
「自分の人生に負けないで!」ってね。

どんなに悲しく辛い現実でも、そこに立ち止まっていてはいけないのだと、強く思う。
立ち止まって、うずくまって、下を向いて・・・ただ運命を呪っているだけじゃあ、結局、現実は何も変わらない。もしもあなたが、あなたの「今」を変えたいと真に願うのなら、どんなに些細な事でも良いから、今の自分と違う事に挑戦する勇気を持って欲しいと思う。

例えそれがどんなに「些細な」事であっても、例えそれがどんなに「不可能」と思われる事であっても。

だって、あなた以外にあなたの人生の主人公はいないのだから・・・ね!



と、まあ、そんなこんなの思いで歩んで来た私達。
お陰様で、カツは「補助具無し」でパソコンを操作出来る様になりました!!もちろんこれは、私が強要した訳では無く、本人が自ら望んで挑戦した事なんですよ。だから余計に誇らしい!!ここにカツから皆様へのメッセージを公開します!!

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若くして脳幹出血に倒れ、中途障害者となったカツの毒舌ブログ。

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