苺畑でつかまえて

カツ&サリー、闘いの記録

カツブログ-13/これからの10代


病気が病気なだけに何処の病院に行ってもK.JとK.Bばっかりで、俺より若いヤツはリハビリの先生と看護士にいるくらいで、若い患者は非常に少ない。が、全くいない訳じゃない。東リハにもいたし、柳原リハにもいた。

俺が東リハに最初に入院した2003年11月28日~2004年3月17日、当時16歳の少年がいた。彼は「名探偵コナン」が好きだったから、TV等でコナンを見掛けると思い出す。当時16歳だから生きてれば現在22~23歳のはず。彼は交通事故に遭い、事故そのものは大した事なかったのだが念のため脳を調べたら腫瘍が見付かった。腫瘍を放っとくと長くは生きられないため、腫瘍を取り除く手術をするのだが、その手術の際に何かの神経を傷付けてしまい、身体の左側が麻痺してしまった。だから当然、左手も左足も動かない。嚥下も良く無いので「ミキサー食」と言う、例えばその日の夕食のおかずが魚フライとポテトサラダだったとしてそれを全部ミキサーで液体にした物を食べてると言うより飲んでる。まるで青汁みたいだ。

ゴハンも白い液体で「これは魚フライとポテトサラダだよ」と言われても、2つの食品が混ざったただの茶色い液体だ。口の中で混ざるのとは偉い違いだ。これはもはや食べ物ではなくゲロみたいだ。バツゲームじゃ無いんだからと思う。年齢相応にマクドナルドを食べたら上顎にくっ付いてしまったそうだ。可哀想にまだ十代だぜ。食べ盛りなのにこんな制限があって、恋愛も色んな事もこれからだし、色んな可能性があったのに全て終わりだ。彼は脳の「やる気」が出る箇所がやられてるらしい。だからリハビリも一生懸命やらず、成果も出にくい

今にしてみれば脳腫瘍で長生き出来なくても、不自由な身体になるよりは良かったんじゃないかと俺には思える。少なくとも食べたいものが食べられた


女子医大で2007年7月13日に手術して、東リハに2007年9月8日に50日間だけ再入院して、次に2007年11月30日に入院した柳原リハで知り合ったのは15歳の少年で現在は19歳。彼の場合は既に入学するはずだった高校も決まっていた中三の春休み中に遭った交通事故で身体の左側が麻痺した。それ以上に極め付きなのは高次機能障害と言う障害。自覚が無いクルクルパーと違って彼は自覚している。最近、何かブツブツ言ってる事が多いけど、基本的に記憶が出来ないらしくその日の昼食や一週間前の事は忘れてる事が多い。(認知症とは違う)

なので一年遅れで入学出来た高校は障害児学校。ついこないだまで通っていたが先日卒業した。次は作業所に行ってパソコンで名刺等を作る仕事をするらしい。彼は一人暮らししたがってるが母親が反対してる。一人で暮らしたい彼の気持も、それに反対する母親の気持ちも俺には分かる。

彼は、ビックリする事に俺を「オッサン」と呼ぶし妻を「オバン」と呼ぶ。
以前、エレファント・カシマシが出演してる缶コーヒーのCMに流れる曲の歌詞が「♪オッサ~ン♪」で驚いた。若手のバンドだとは思ってなかったがエレファント・カシマシがオッサンと呼ばれるにはまだ早いと思ってた。が、考えてみれば彼らも40代でもうとっくにオッサンなんだよな。

だから俺もオッサンと呼ばれて最初は凄く抵抗があったが、自分が10代の時に40代の人は充分にオジサン・オバサンだったしと思う事にした。が、完全に抵抗が無くなった訳じゃない。年齢的にはそうでも、自分的にはまだオジサンと自覚してないからだ。それに俺が「オッサン」って呼ばれてる事に皆が驚くはずだ。

彼は10代の時に病院等でチヤホヤされて来たせいか、お母さんに「ババア死ね」と平気で言う。彼も来年は20歳だ。俺もその年頃はそうだったかなぁ ? と遡って考えてみたが、その頃は流石にそんな酷い事は言ってなかった。彼もいつまでも10代じゃあないんだから、と思う。アシダマナだってチヤホヤされるのは子役の今だけで、行く末は杉田かおるだ



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Comment

受け入れる。。

katsuさん、
katsuさん、SALLYさんをオッサン、オバンって
呼ぶのにはかなりミキは、抵抗がありますが
何事も現実を受け入れないと進まないのかなぁって
思いました。
自分の現実もですが。
自分の現実さえ見えてないミキを発見しました。
見えてないから、受け入れられない
受け入れられないから、何も進歩しない。。
なんて、色々と考えてしましました。。

子供

こんばんは。

子供たちと病気を沢山看てきたが、
何の病気だろうと、本人は辛いし
回りを取り巻く方々もしんどいなあ。

もちろん亡くなる方々も多い。
大人になれば病気や怪我しても
いい訳ではないが、やはり人生を
あまりにも少ない過程の中で、発病や怪我云々、
何もこの子に・・・と思う。           のあ

現実的でリアルな話です。

カツさんおはようございます。
私もつい最近入院中に病院で非常に残酷でつらい現実をたくさん見てきました。

なんでこんなに若いのにと人間の無力さを痛感しました。
病院では普段の生活では解らない生き地獄を目のあたりにさせられます。

私は42ですが、やっと最近おっさんを認めだしましたv-12

コメントのお礼

ミキさん
のあさん
ならずものさん

コメント有難う。
これからもヨロシク!

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若くして脳幹出血に倒れ、中途障害者となったカツの毒舌ブログ。

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