苺畑でつかまえて

カツ&サリー、闘いの記録

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カツブログ-29/介護ベルト


一番最初に広尾病院から東リハに転院した2003年11月28日。その時はまだ普通のパー車に座れなかったからストレッチャーに寝た状態で行った。勿論、介護タクシーで。その状態でロビーで待ってると、暫くして俺の担当の「渡る世間は鬼ばかり」の久子(沢田雅美)にクリソツな看護婦さんが来た。だから残念ながらハズレだ。今でこそハズレだなんて言ってるけど、当時は焦点が定まらずれどころじゃなかった

部屋を案内され、主治医に「広尾病院には車椅子に座れないと言われて、まだ、普通の車椅子に座った事が無い」と伝えると、「じゃあ、座ってみよう」と、俺は座った事も無いのに、いきなり看護婦さんが二人掛かりで俺を車椅子に座らせて、主治医が「座れそうだね」と言った。初体験はいつだって突然やって来る。どうやらパー車に座る事もリハビリなんだそうだ。こんな感じで東リハでの入院生活が始まった。

昼寝してる入院患者のジイさんに「寝てちゃダメですよ~。ここはリハビリ病院なんだから車椅子に座ってて下さ~い」って言ってる看護婦さんが多くいた。俺も全くその通りだと思った。

ベッドからパー車への移乗も本当は看護婦さんを呼ばなきゃいけないんだけど、妻と俺は二人だけで勝手にやっていた。どうせ家に帰れば二人だけでやらなきゃいけないんだし、ここなら失敗しても助けがいるしと思って、移乗の練習を沢山した。当然、看護婦さん達には怒られたが、怒られても怒られても何度も続けた。終いには主治医にまで怒られた。それでも止めなかった。お陰で移乗出来る様になった

でもこの頃は真っ直ぐには座ってられず、身体が段々傾いてしまう。入浴の際にシャワー・キャリーに座った時もそうだ。そう言えば広尾病院に入院中は一度も入浴させて貰えなかった。って言うより入浴出来る状態じゃなかったと思う。なのでこの身体での入浴は東リハが初めてで、約一ヶ月振りの入浴だ。この頃は経管栄養のチューブが鼻から飛び出ていて、結構長いチューブがテープで顔に留めてあったから、そんな状態での入浴は本当に大変で、着替えるのも一苦労だったし、シャワー・キャリーに座るのも看護婦さん二人掛かりだったと思う。とにかく風呂に入るだけで大騒ぎだった。

東リハの建物の中は円く出来てるので、廊下を何処まで行っても行き止まりがない。グルグル何周も回れるから、妻は俺が座ったパー車を押して廊下を何周も歩く。俺の身体が傾いてて入院患者のジイさんに「危ない ! 倒れるよ ! 」と注意された事もある。そのくらい傾いていたのだ。その頃は東リハの主治医に移乗は出来てもトイレに座り続けられないから、結局、二人で暮らすのは無理だと言われた。

その為、妻が俺の身体が傾かないようにする「介護ベルト」を見付けて来た。表はナイロンで裏が全面マジック・テープになっている。このベルトで俺をパー車の背もたれにくくり付けて廊下を何周も回った。入浴の時もシャワー・キャリーにくくり付けた。これは家に帰ってからも続いた。

トイレにも座り続けられるように、便意が無くても毎朝ナーセント(便器椅子)に座った。入院中、それが何日続いたか覚えてないが、そのお陰で何とか普通のトイレに座り続けられるようになった。東リハのトイレにはウォシュレットが付いていて、そのシャワーを尻に浴びながら、俺はいつも「♪乗ってけ ! 乗ってけ ! 乗ってけ ! サーフィン♪」と唄っていた。

退院して家に帰ってからも、パー車とシャワー・キャリーに座った時の身体の傾きは続いたので、「介護ベルト」で、朝、起きた時から、俺は昼寝する習慣が無いから、夜、寝るまでパー車に座ってる間中ず~っと何時間も俺を背もたれにくくり付けた。入浴する時も毎回そうだった。これも何日続いたか覚えてないが、お陰で「介護ベルト」が無くても何とか真っ直ぐ座ってられるようになった。つまり、嚥下障害が治った事もそうだが、俺の場合かなり過激な訓練を続けたと言う事。その甲斐あって、以前は東リハの主治医に二人で暮らすのは無理だと言われたが、現在は二人で暮らして久しい




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Comment

いい話

いい勉強になりました。
ありがとう。

私ももっと乗せようv-22

自立

リハビリのマニュアルに載っていなければ、
普通はそれをしないが、人間100人いれば100通り
のリハビリも治療もあるわけだから、マニュアルの
捉われる事無く、頑張った「カツさん」の勝ちですね。
ありとあらゆる可能性を人間は秘めています。
マニュアルには載らない何かが・・・。 いい勉強に
なりました。                     のあ

katsuさん、
医師の判断ってなんでしょうね。。
ミキは主治医の判断について不信感と
怒りを覚えています。。
何を基準にして、ものを言ってるんでしょうね。

私ももっと頑張らねばだめですね。
参考になりました。
介護ベルトは闘病仲間にも知らせましょう。

クローバーさん
のあさん
ミキさん
ふーみんの姉さん

コメントありがとうございます。

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若くして脳幹出血に倒れ、中途障害者となったカツの毒舌ブログ。

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