苺畑でつかまえて

カツ&サリー、闘いの記録

カツブログ-32/だって、しょうがないじゃないか


俺が使ってる制度で障害福祉(障害者手帳)介護保険と言う2つのモノが在る。どちらも申請しなきゃならない。ただし、入院中は申請出来ない。家に帰って生活する事が前提だ。障害福祉の管轄は役所の「障害福祉課」だ。介護保険の管轄は役所の「介護保険課」である。

基本的に障害福祉(障害者手帳)が受けられる人は年齢に関係無く症状が固定してる事(それ以上良くならない)、認定人と認定医に障害者と認められた者、だからどんなに身体が不自由でも認定人と認定医に障害者と認められないと障害福祉(障害者手帳)のサービスは受けられない。実際、認めてもらえない身体が不自由な人は沢山いる。

介護保険が受けられる人は65歳から。でも脳卒中の場合は40歳から。こっちも認定人と認定医がいる。介護保険は認定人と認定医が介護のランクを決める。この人には要介護4とか5とかを決める。介護用品のレンタルは介護保険だけだから、要介護1なんて決められた人は可哀想に車椅子も貸してもらえないから自腹で買うしかない。40歳未満の人に介護保険は適応されないから、介護用品のレンタルが一切出来ない。「これからの10代」の彼等は全て自腹だ。

障害福祉にしても、介護保険にしても一度たりとも診察すら受けた事の無い医師に認定か否か決められるなんて変な話だ。障害福祉の方にも介護保険の方にも認めてもらえない、そんな人はヘルパーも呼べない。

このヘルパーも、障害福祉(障害者手帳)のヘルパーと介護保険のヘルパーの二種類のヘルパーが存在して、それぞれ出来る事が少しずつ違ってる。例えば介護保険のヘルパーに家の掃除を依頼すると拭ける窓ガラスの枚数が決まってる。実にユニークだ。障害福祉(障害者手帳)のヘルパーの方が弱冠融通が利くらしい。これも実にユニークだ。

ケア・マネに散々勧められても我々はヘルパーを頼む事を躊躇してた。でもウチに来るヘルパーは割と融通が利いて頼めば何でもやってくれる方だと思うけど、基本的には今の所、掃除買い物しか頼んでない。って言うかそれだけしか役所に申請してない。その掃除の許可だけでもスッタモンダあった。申請すれば何でも通る訳じゃない。大体、役所がスンナリ通す訳がない。いつだって、アレはダメコレもダメ、と、ケチ付けるんだ。もはやケチ=役所だ。「埃があったからって死ぬ訳じゃないでしょ」と、余りにも酷くてビックリする事を役所に平然と言われたのだ。って言う事は、埃だらけの部屋で暮らしてる人がいるって事だ。気の毒に・・・。

その内に他の事も頼むかも知れないが、頼むとなったら役所に申請しなきゃなんないし、また何を言われるか判らないし、それでまた不愉快な思いをしたくないし、通ったとしても実際にやって貰うまでまた何ヶ月も掛かるし。本当の本当に面倒臭い。役所はワザと面倒臭くしてるとしか思えない。役所の人間にいっつも思うのは「自分の親にも同じ事を言うのか ? 」って事。

ヘルパーが近所のクリニックに薬を受け取りに行ったとしても、受け取れるのは俺の分だけで妻の分は受け取れないんだそうだ。「ついで」って事が理解出来ないらしい。御身体が御不自由でと~っても御可哀想な俺の為だけのヘルパーだから、同居家族の虚弱な妻の面倒までは一切看れないんだそうだ。だったら妻の薬も俺の名前+Bにして、藤子不二雄Aみたいに本当の俺の薬には俺の名前+Aにすれば両方とも俺の薬なんだから問題ないのでは ? と思ってしまう。

年末の大掃除や衣替えも出来ないそうだ。どちらも生活して行くのに「絶対必要」な事ではないかららしい。確かに大掃除しなくても生きては行けるけど・・・。
ヘルパーを頼むような人間はスッキリ片付いた部屋で新年を迎えるなって事らしい。

それから同居人や家族がいる人には、ヘルパーが出来ない事が増える。要するに同居人や家族にやらせろって事。ヘルパーの出来る事が多いのは一人で暮らしてる人。

とにかくアレも出来ない、コレも出来ない、じゃあ何が出来るんだ ! と、思ってしまう。それがヘルパーを中々頼まなかった一番の理由だ。でも何も出来ないのは全てヘルパーのせいじゃない。ヘルパーだって本当は拭ける窓ガラスの枚数制限なんて馬鹿馬鹿しいと思ってる。ただ役所の指示/規則に従ってるだけだ。その役所だって厚生労働省の指示に従ってるだけなのかも知れないが、大掛かりに決まった制度以外は、役所と言えども担当者の人間性だと思うなぁ俺は。

実際、以前、杓子定規でイヤ~な女の担当者がいた事があって、それまで他の担当者の時は割とスンナリ通っていた申請がその女に担当が変った途端、通らなくなった。って言うか俺はこの女が止めてるんじゃないかと思ってる。女子医大の医師の診断書を提出しても、ただの一度も俺を診察すらした事ない役所の認定医が許可しないそうだ。女子医大の医師の診断書を却下するのだから、その認定医は余程の大先生なのだろう。でも全てその女の担当者が言ってた話しだから「本当かな ? 」と、疑ってしまう。その女はこう言ってた。「今までの担当者がやらなかった事を私は正してるだけ」。だとしたら俺は「余計な事しやがって ! 」と、思うだけ。そしてこうも言った。「担当が他の人に変わっても、この件は私が引き継ぐ」。何でそこまで意地悪なんだろう ? 本当に嫌な女だ。現在の担当者はそこまで杓子定規じゃなく割と融通が利く方だが、ただの天然なのかも知れない。
役所の人間なら誰もが皆この女と同じとは思えない。

驚く事に役所の「障害福祉課」では症状が良くなる事は想定されてなくて、より悪くなって行く事しか想定されてないんだそうだ。例えば手摺(前に書いた手摺とは無関係)一本付けるのにも、「以前は出来なかったから必要なかったけど、今は出来る様になったからここに手摺が欲しい」と、こんな言い方は絶対に通用しない。「以前は出来たんだけど、今は出来なくなったからここに手摺が欲しい」と、この言い方なら通用する。早い話しが、まるで「障害福祉課」では良くなる事は望まれてなく、より不自由になって行く事を希望されてる感じ。

実際にこういう事があった。「担当者会議」と称するウチにP.T、O.T、ケアマネ、「障害福祉課」の担当の人達等が集まって来て、皆で俺の事を考えてくれる、本来はアリガタ~イ会議なんだけど、俺は何か複雑だ。その会議の時に例えば「トイレには普段どうやって移乗してるのか ? 」なんて質問されたら、皆の前で移乗をやって見せなきゃなんない。まるで見せ物みたいに。いっその事、ウンコもしてやろうか ? って思ってしまう。この「担当者会議」って言うヤツは何度やっても俺は慣れない。「以前はこうやってたから必要なかったんだけど、今はこれが出来る様になったからここに手摺が欲しい」とP.Tの先生共々「障害福祉課」の担当者に言ったら、「回復する事は想定されてないから、手摺を付けるお金は出せません」と、キッパリ。「えっ ! 」我々は呆れて暫く言葉を失ってしまった。「そ、そうなんだ」。それじゃあこの人は一体何しに来たんだろう ? 俺の不様な姿を見物しにでも来たんだろうか ? 他の人達は基本的に少しでも良くなる事を望んでる。その人達をイヤ~な気持ちにさせる為だけに来たのか ? ここまでキッパリ言うのだから「障害福祉課」では無理だ。って言うか、役所が一度言い出した事を曲げる訳が無い。確かに障害福祉(障害者手帳)を受けられる条件の一つは「症状が固定してる事」だから間違いじゃないけどさ・・・。

それに障害福祉(障害者手帳)にはリハビリは無いしね。する側も、される側もどうせ介護だけなので「介護保険」と言うのか、それとも単にリハビリで良くなって行く事を望んでいないだけなのかは判らない。だけど今の俺は良くなる事の方が多いんだからしょうがないじゃないか。とにかく俺が思うに、いっその事、「「リハビリ保険」みたいな制度を作れば良いのに」って事。そもそも介護って言う言葉は本来、障害者や高齢者の為じゃなくて、戦争に行って手や足を失くした人の為に出来たらしい。

結局、手摺は介護保険で付けた。だからと言って介護保険が回復する事を想定してるかは不明。恐らく想定してないと思う。障害福祉(障害者手帳)も介護保険も出るお金の上限が決まってて、今回はたまたま介護保険から出るお金の枠が残ってただけで、回復する事に理解を示して手摺を付けてくれた訳じゃない。障害福祉(障害者手帳)にしても介護保険にしても障害者がリハビリで少しでも回復してくれた方が出すお金が減って助かるんじゃないと思うんだけど、役所が考える事は分かんない。金額が高い方がスンナリ通ったりするから。とにかく役所はイチイチ面倒臭い

今回のように障害福祉(障害者手帳)では出来ない事が不思議な事に介護保険では出来たりする。勿論、逆の場合もある。凄く紛らわしい制度で、大阪の「府の管轄」と「市の管轄」とで何でも2つあるのと同じ事を障害者の制度でもやっている。
俺は幸い妻が障害福祉(障害者手帳)と介護保険の事に詳しいので、この二つの制度を上手く使い分けてるけど、知らない人の方が多そう。
















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Comment

区分4

私はsallyさんもご存じだと思いますが、身障手帳のサービス受けれる制度で区分4の認定もらってます。

忙しくて今は利用していませんが、1回来てもらって試してみたら、
初日に日本語がたどたどしい台湾人のおばはんが来ました。

買い物に行ってもらうにしても細かく説明せねばならず、初日に
サービスに「あほ!」って電話入れて、解任と同時に、サービス断わりました(笑)

『リハビリ保険』いいですね。

ますます冴えるカツさんのブログで、勉強させて貰っています。

こんばんは

ほんとに役所の手続きってややこしい(><)
もっとわかりやすく簡潔に出来ないんでしょうかねぇ…

こんばんは!
またお邪魔しました。
私の母の介護認定のとき、調査員さんが『お父さんのかかりつけ医に、お父さんの意見書を少しおおげさに書いてもらえば?
そうしたらお父さんも介護認定されて、介護保険がめいっぱい使えるわよ。
そして、あなたが家を出ること。あなたがいたらほとんど何もやってもらえないから』と言われました。
この制度は矛盾だらけだと思いました。

疑問。。

katsuさん、
今まで、普段katsuさんが思っていたことを
書き出してくれてミキもいろいろな疑問が湧きました。。
いったい何のための制度なんでしょう。
不思議だわ。。

手帳

俺も障害者手帳2級・・・。
これはすんなり取れました。
その後1年6ヵ月後・・・障害者年金を受給していただくため、
医師の診断書を持って、年金事務所に行く事4回・・・。
申請してから、10ヵ月後に始めて支給が開始されました。
かなり根気が入ります。 俺は家族を持っていたため、
難病で辛い状況でも、通い続けての勝利!
もっと身体が辛かったり、高齢者なら断念される方も
多いと感じました。
ケアマネもそうです。 一応書類通りマニュアル通り審査
しますが、ケアマネの出身(看護師・介護士・OT・PT・
歯科衛生士・・・)それにより決まり方に差がある。
特に最初にケアマネを認定した年は、試験も簡単で
国は全国で4万人のケアマネが必要だったので、その年
に合格したケアマネはレベルが差があったことは事実。
力に差があるケアマネに認定をもらう訳だから、介護度が
微妙にずれるわけだよ。
一度介護度が決まれば、家族は不服でも一定の時期は
従わなくてはならず・・・。 きりがないな!
いづれにしても・・・国が決めた制度で動かざるよう得ないが
担当者でばらつきは俺も体験済み・・・ムカつく。    のあ

お礼

ならずものさん
ふーみんの姉さん
タカさん
風さん
ミキさん
のあさん

コメント有難うございます。
また次もお願いします。

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