苺畑でつかまえて

カツ&サリー、闘いの記録

カツブログ-54/還暦


60歳の誕生日には赤いチャンチャンコを着て「還暦」のお祝いをするそうだが、俺は今まで「還暦」なんて老いて行く通過点の単なる一つだろうと思っていた。しかし実は「還暦」まで生き残るのは至難の業らしい。48の「ウェルカム」にも書いた関西のロッカーは享年59歳、「或る日作成しよう」を中心に活動してたロックシンガーは享年58歳、日本の伝統芸能の第一人者の若い方の人はなんと享年57歳だったし、元祖「家なき子」の女優も享年57歳だった。皆、もう少しのところで60歳に手が届かなかった。彼等が亡くなったのを知った時「本当は60歳まで生きるのは大変な事なんだなぁ」と実感した。「なる程、だからお祝いするのか」と思った。

虚弱な妻は幼い頃に「この子は20歳まで生きられそうもない」と言われたそうだ。「そう言われた私が「還暦」まで生きられるとは思えない」と妻は言う。本当にそうなら後数年でこの世とおさらばだ。ちなみに俺は未熟児で生まれた。
俺は妻の様にはとてもPC操作出来ないのでHPの掲示板や俺の文章がいつまで経ってもUPされない時は「妻に何か遭った」と思って欲しい。何かの病気で入院したかも知れないし、召されたのかも知れない。

妻に「逝く時は俺も連れてってくれ」と頼んだが断わられた。「あの世では静かにしてたいのに、あの世に行ってまでウルサくされたくない」と言われた。俺は相当ウルサいらしい。後追い自殺しても会いたい人には会えないと聞く。母が亡くなって後追い自殺した女子のタレントがいたが無駄だったのだろう。だとすると俺も後追い自殺なんかしても無駄って事になる。

妻が亡くなったら俺は妻名義のこの家にはいられないから、どっかの酷い施設に入れられるんだろうな。そうなると50の「介護」や他にも今まで散々書いて来た「抵抗感」だらけの介護の毎日になって、せっかく出来る様になった「箸」も「パソコン」もやらせて貰えず出来なくなって行くんだろう。歩行器を使って外を歩く練習だってやらせては貰えないから今以上の歩行距離更新も、もう無い。つまり発展途上の「出来る事」が全て出来なくなって行くんだろう。でももう「喜んでくれる妻」がいないんだから出来ようが出来なかろうがどうでも良い。

考えてみれば発病した日から身体中がアッチコッチ痛くて、俺のCDエスキースのライナーにも書いてある通り常に江頭2:50みたいに力んでる。それは正月だろうとクリスマスだろうと誕生日だろうと1日たりとも休みなしで、今年で10年になるけど10年間ずっと力んでて痛い。精々、昨日よりは今日の方が幾らかマシって程度で、全く痛まない日なんてない。飲んでても食べてても痛みを我慢しながらで、それは発病以来ずっとだ。肩凝りや腰痛持ち等の人もそうなんだろうけど俺は元々肩凝りでも腰痛持ちでもない。

10年も経ってようやく最近は少し痛みも和らいで来たのかと思ったが、決してそうではなくって単に痛みに慣れただけ。お尻だって常に何かが触れた状態で何にも干渉しないのはPTの時のストレッチで「うつ伏せ」になった時ぐらいで、日常は殆どパー車に座ってるから常にお尻が痛い。

こんな状態にあってでも頑張ってせっかく出来る様になった「箸」も「パソコン」も「歩行訓練」も何処かの施設に入れられて出来なくなって行くんだろうな。そして職員達が面倒臭いからと、いわゆる「寝たきり」にさせられる。だから俺の最期はベッドの上かも知れないな。最期までお尻が痛いんだ。その頃は「じょくそう」だらけかも・・・。今は無いけど。こんな最期なんて嫌だなぁ

なんてこれらも全て希望的な想像なのかも知れない。これだけでも充分惨めなのに本当はもっともっと惨めで悲惨な最期かもね。

実際に起こってもない事を悪く想像するのは俺の柄じゃないから本当はこんな事を考えるのはまだ早いのかも知れないけど覚悟はしてた方が良いんだろうな。この身体にだって何の気持ちの準備もなく突然なったんだし。悪い事はいつだって突然起きる

色々考えるとやっぱり妻より先に死にたいな。妻の体調が「こりゃヤバいんじゃね」と思えた時にタイミング良く死ねれば本当は一番良いんだけど・・・。














※実はこの文章の方が前々回の52の「高齢化社会」(全共闘世代 編)より執筆が進んでたんだけど、今年一発目にするのにはこの内容では余りにも暗くて流石に相応しくないと思って急遽「高齢化社会」にした。

※それから最近、俺が過去に弾いてきたギター達の写真とちょっとした解説をこれに開設した。
ヒマだったら覗いて見てくれ。

ヴィンテージ・ギター・ファイル(カツのメモリアル・ギター写真館)
http://ameblo.jp/aburauta


ただし、せっかく見に来てくれてもかなりマニアックな話しだから好きな人には良いけど得意じゃない人が見たらまるで暗号だと思う。それに、既に何件かコメントも貰ってるんだけど、コメント返しまでは出来ないかもしれない、悪いね。


※コメントを書いて下さる方は、
下 ↓ の「Comment」をクリックして下さい。

≪ カツブログ-55/支配ホームカツブログ-53/高齢化社会 (小金持ち編) ≫

Comment

悲しいね。。

KATSU兄、こんばんは~
ミキの担当医が、未来じゃなく、過去でもなく、
「今を生きなさい」とよく言います。
でも、未来に生きる事も少しは大事だと思ってて。。
KATSU兄の書いた事って「心の準備」って意味で
いいのかもしれない。。
ミキも、よく思う。ミキが死んだら大好きなブロ友さんや
みんなに知らせるすべもなくそのままになっていく
だろうなって。そう思いつつ今を一生懸命に生きてる。
それしか出来ないから。。

沁みるなあ

カツさん、こんばんわ!
自分も似たような事考えますよ。
でも、考えたってわからないし、let it be.
私の親父は、54でくも膜下出血で死にかけたけど、奇跡的に
助かって、それから、心筋梗塞を1回、脳梗塞を3回もやって
今も老健に入って生きてる。今年で80になる(かも?)
認知症気味なので、それが救いのような気がするんですよ。
因みに親父を介護してたお袋は2年前に、他界したけど、親父は
良くわかっていないみたいですよ。俺の方が親父よりも先に
くたばるところだった。let it be

ラブレターだね、カツさん

そんなふうに言うと、カツさんの機嫌が悪くなるかもだけど、

   「喜んでくれる妻」

これにはうるっときたわ
好みじゃないだろうけど、越智志帆さんの歌詞の
♪ 誰かのためになりたい
  誰かのために生きたい
って、そんなフレーズが浮かんだよ

Love letter

カツさん

どう、コメントして良いのか、言葉にならないけれど、
てんきあめさんのおっしゃる通り、素敵なラブレターです。
高村光太郎の詩を思い出しました
↓(長くてごめんね)

僕等

僕はあなたをおもふたびに
一ばんぢかに永遠を感じる
僕があり あなたがある
自分はこれに尽きてゐる
僕のいのちと あなたのいのちとが
よれ合ひ もつれ合ひ とけ合ひ
渾沌こんとんとしたはじめにかへる
すべての差別見は僕等の間に価値を失ふ
僕等にとつては凡すべてが絶対だ
そこには世にいふ男女の戦がない
信仰と敬虔けいけんと恋愛と自由とがある
そして大変な力と権威とがある
人間の一端と他端との融合だ
僕は丁度自然を信じ切る心安さで
僕等のいのちを信じてゐる
そして世間といふものを蹂躪じゆうりんしてゐる
頑固な俗情に打ち勝つてゐる
二人ははるかに其処そこをのり超えてゐる
僕は自分の痛さがあなたの痛さである事を感じる
僕は自分のこころよさがあなたのこころよさである事を感じる
自分を恃たのむやうにあなたをたのむ
自分が伸びてゆくのはあなたが育つてゆく事だとおもつてゐる
僕はいくら早足に歩いてもあなたを置き去りにする事はないと信じ 安心してゐる
僕が活力にみちてる様に
あなたは若若しさにかがやいてゐる
あなたは火だ
あなたは僕に古くなればなるほど新しさを感じさせる
僕にとつてあなたは新奇の無尽蔵だ
凡ての枝葉を取り去つた現実のかたまりだ
あなたのせつぷんは僕にうるほひを与へ
あなたの抱擁は僕に極甚ごくじんの滋味を与へる
あなたの冷たい手足
あなたの重たく まろいからだ
あなたの燐光のやうな皮膚
その四肢胴体をつらぬく生きものの力
此等はみな僕の最良のいのちの糧かてとなるものだ
あなたは僕をたのみ
あなたは僕に生きる
それがすべてあなた自身を生かす事だ
僕等はいのちを惜しむ
僕等は休む事をしない
僕等は高く どこまでも高く僕等を押し上げてゆかないではゐられない
伸びないでは
大きくなりきらないでは
深くなり通さないでは
――何といふ光だ 何といふ喜だ


大正二・一二

寂しいやん

カツさんほんま還暦ってなんなんやろうってわしも良く思うねん

わしの親父も還暦目前にして亡くなったねんわしも還暦は迎えられへんやろうってこの脳梗塞になってしもたから同じ気持ちやねんで・

オカンは還暦を越えられたんやけど癌を何回もやって手術受けたおかげで年齢よりも老けて見えるし癌を煩ったおかげでしんどそうやしなぁ

カツさんのお尻が痛いのもしんどそうやしめっさ悲しいねんなぁ

わしなんて三途の川を最低5回は見てるねんけど渡れへんで呼び戻されてるやけどこのままでは嫌やしリハビリ病院に入院中にある女性から同じ病気したんやけど絶対に諦めたらあかんって言われてここまで動く様になったんやからカツさんやって絶対諦めたらあかんと思うねんで・

奥さんにいつかはめっさ動ける様になって見せてあげてやぁ・・

カツさんも必死にリハビリやってここまで動ける様になったんやしまだまだ諦めへんで希望捨てへんで還暦越えて百歳まででも生き抜いてやぁ・・

わしもカツさんを見習ってリハビリするねん絶対負けへん気持ちで前進しましょうね

こんにちは

『痛みに慣れた』のところで頷いてました。
私も薬使っても痛い。
痛くない状態のことを忘れてしまいました。
忘れてきたのと同時に慣れてきました。
それでも少しでも痛みがマシになればいいなぁって思って色々試します。

うちは母親のほうが長寿の家系なので、それに従って私もいつまでも生きているつもりです。

カツさん、ギターのブログ更新楽しみにしています。
私が唯一知っているギターのことが出てきたら嬉しいなぁって考えながら読んでます。

カツさん、ウチの弟も倒れて7年過ぎて、還暦を超えました。
本当に大変な日々でしたよ。
でも、まだ完了ではなくて継続なんですけれど。
sallyさんと同じように、姉の私も身体が弱いから、弟より先に逝くかもと思ったりします。

カツさん こんにちは (^o^)/
今回は深いな~
私 3年前に母が他界してから
今後の人生 いろいろ考えちゃいました
うちは子供がいないから 夫婦二人なので 旦那は私がみとらなきゃって思ってます
もし私が先に逝っても困らないように… とか考えたりします
どっちにしても お互いに
いい人生だったって思えるように 日々大切に生きていかないとね もっと旦那に優しくしなきゃだわ~ (*ノ▽ノ)

こんにちは。
今回のカツさんのブログを読んで 改めて なんでもない日常こそ大切なんだなぁ、と思いました。

サリーさんはカツさんを置いては先に逝かないよ。女ってそういう生き物。でも人生何が起こるかわからない。
私も旦那をもっと大事にしないとね。

コメント返しが遅くなってすみません。

☆ミキちゃんへ
コメント有難う。確かに未来に生きる事も大事だけど、今を生きる方がもっと大事だね。

☆黒鯛一直線さんへ
コメント有難う御座いました。脳幹出血みたいな大きな病気をすると人生観が変わりますね。

☆てんきあめさんへ
コメント有難う御座いました。越智志帆さんは知りませんでした。今度、聴かせて下さい。

☆えりさんへ
コメント有難う御座いました。ラブレターのつもりはなかったけど、やっぱ、そうなっちゃいます?

☆剛田 剛さんへ
コメント有難う御座いました。お互いにリハビリ頑張りましょう!

☆クリームあんみつさんへ
コメント有難う御座いました。ズバリその箇所は書きながらクリームあんみつさんを思い出してました。 

☆ふーみんの姉さんへ
コメント有難う御座いました。天候不順が続いています。くれぐれも身体に気を付けて下さいね。

☆タカさんへ
コメント有難う御座いました。タカさんの所は亭主関白なイメージだけどなあ。実際は違ったりして。(笑)

☆まいどちゃんさんへ
コメント有難う御座いました。妻は、俺をおいてさっさと先に逝きたいそうです。困っちゃうなあ〜。

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若くして脳幹出血に倒れ、中途障害者となったカツの毒舌ブログ。

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