苺畑でつかまえて

カツ&サリー、闘いの記録

フェノール・ブロック療法その後


ボウゲン医師は本当に最悪の医者でした。

カツの手紙の後まもなく院長はボウゲン医師を追い出し、10ヶ月ほどの間カツは、ようやく「まともな」リハビリが出来るようになり、
車イス・ベッド間の移乗自立に励んでいました。

ところ2014年の終わりに、第2の「フェノール推奨医:ボスキャラ医師」が現れ、そこからまた私達の通院リハビリは大きく様変わりしてしまいました。

ボウゲン医師が去った後に現れたボスキャラ医師、
彼が何故、どういう経緯でこのリハビリ病院に登場したのか、
私には分かりません。でも、せっかくボウゲン医師がいなくなって、
満身創痍(まんしんそうい)ながらも何とか踏みとどまって、
そして「起上がり」「移乗」の自立に向かって、
ちゃくちゃくと成果を出していた矢先だったのに、
どうして新しいボスキャラ医師の指示に変ったのか理解に苦しみます。

また、新しい医師の指示が、
それまでのリハビリ内容よりもうんと優れていたのなら、
それなりに理解も出来ますが、実際は
全く違いました。

※これは当時の日記をブログにアップしたものです。
当時は院長から「病院の悪口を書かないように」と言われていたので、かなり気を使った書き方をしています。

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●2014年11月6日(ボスキャラ医登場!)

今日は、いつものリハビリ病院で面談がありました。
今後のリハビリについての話合いです。
カツはこの病院に、かれこれ6年位お世話になっています。
(ただし途中の入院2回も含めての話です。)
通常、リハビリ病院での外来リハは、こんな長期では行われません。
なので正直な話、病院側としてはもう「早く出てって欲しいオーラ」が満載なんですが、それはカツのリハビリの進捗状況とは全く関係のない話でもあります。
そこで双方の意見をすりあわせるべく
定期的な話し合い(3ヶ月毎の面談)が行われます。
今日は新しいボスキャラ(リハビリ専門医)が登場しました。
彼は開口一番「あなたは治りません」と言いました。
本当にもうガッカリしました。
この経験は今回に始まった事ではありません。
新しい医師に会うたびに、これ以上の回復は難しいと言われてきました。
それでも「そこを何とか!」と食らいついてリハの処方をきってもらい、
そして実績を残す事で継続を勝ち得て来ました。
実際にリハビリが始まって、カツや私と関わる時間が増えれば、
それまでは否定的だった医療者でも理解を示してくれる、
話せば分かる人もたくさん存在すると、実感はしています。
だから、今日の出来事もさして驚きはありませんでした。
でも「あぁ、またか」とムカつきました。
「もう治らない重い障害だから出来る範囲の生活をしましょう」的な、
「こういう生活が君の幸せだよ」的な、押しつけは真っ平ゴメンです!
私達の人生の主導権は私達自身にあります。
その事を、医療者もセラピストも介護職も、理解しろよ!と思います。



●2014年11月9日(マッサージさんやドクターや友人や)

今日はマッサージさんの訪問がありました。
「一昨日はどうだった?」と訊かれたので「治らないと言われた」と言うと
「なんでそんな事を言うんだ!!?」と一緒に怒って下さいました。

それから、以前からお世話になってるドクターから、

医師が使う「治る・治らない」の意味について説明メールをいただきました。
元々(大昔の話)リハビリというのは、
内科や外科で「治らない」と言われた患者が始めるものだったそうで、
ボスキャラ医師は「治らない」がスタート地点みたいな感覚があるのでは?との事でした。

そうこうしてたら午前1時前、見知らぬ男からの着電(&ルス電)で、

誰?と思ってかけ直してみたら大学時代の同級生、

今日はみんなで集まって呑んでる(泊まり込み同窓会)らしくて、

「来年は、お前と旦那さんも参加できる所でやろうと思ってるから!」
と言ってもらいました。
全部すっごい嬉しかったです。
ホントに、周りに支えられてるなぁと実感します。

み~んなに、感謝!



●2014年11月13日(OT女史と)

今日は通院リハビリでした。
きっとまた移乗練習だろうと思ってたら
「今日から立位もやりましょう」と言われました。
病院のリハビリで立位をやるのは
多分、1年以上ぶりです。
担当のOT女史が、ボスキャラ医師に
「カツさんは意外と動ける」と報告してくれたみたいで
それならと、リハメニューが追加になったそうです。
何だか新たな展開です!
先日のボスキャラ医師の提案は、
「もう治らない」んだから、
日常生活は電動車イスを使いたまえ、でしたが、
今日の話では「立位時のバランス訓練を」という処方があったそうです。
「もう治らない」と言ったボスキャラ医師とOT女史の間に、
どんな会話があったのかは不明ですが、
少なくともカツには移乗に加えて立位保持の訓練も必要と思われたみたいです。
日常生活を電動車イスで、という話がボツになってれば嬉しいんですが。

病院で立位をやるのは久しぶりでしたが、
この所ずっとトイレで練習をしていたせいか、
立ってるだけなら、かなりの安定が可能でした。



●2014年11月20日(院長先生と)

今日は通院リハビリと診察もありました。
リハビリ自体は週に1回なんですが、
2週間に1回、診察があります。
診察は外来担当医さんの時と院長先生の時があります。
今日は院長先生だったので、カツは、
先日ボスキャラ医師に治らないと言われたので
リハビリを頑張る気持ちが薄れた、と伝えました。
もちろん院長先生が悪い訳ではないんですが、
私も思わず色々と思ってる事をブチまけてしまいました。
院長先生は少し気の毒でした。

「病院は慈善事業じゃないんだもんね。」と、つくづく思います。
でもその事が、どれだけ今の日本の医療関係者の「仁」を蝕んでいるかと思うと、やはり国の責任は大きいと言わざるを得ません。

閑話休題。
今日も立位をやりました。
3分以上は立ってました。
ウルトラマンにも勝てそうです!

それから、ベッド上での起上がりから移乗までを、
通し稽古の様にやりました。
まだまだクリアすべき問題はありますが、
ここまで出来る様になったのはエラいなぁと思います!



●2014年11月21日(ケアマネさん)

今日は、ケアマネの定期訪問でした。
今のケアマネは彼女がケアマネになったばかりの頃からの付き合いで、
最初はこちらの希望が通じてるのか不安に思う事もありましたが、
今はすっかり私達の心強い味方です!

ボスキャラ医師に「治らない」と言われたことや、
院長先生にブチ切れた話をすると、
彼女の所にも問い合わせ電話があったらしく、

「実際問題カツさんが望む内容を訪問で行える療法士は、この近辺には存在しない。」と言ってくれたそうです。(事実ですからね。)
それから「制度上これ以上の通院リハビリが難しいのなら、そう言えばいいじゃないですか。通院よりも訪問リハビリの方が『カツさんの為』みたいな言い方はおかしくないですか?」とも言ってくれたそうです。
私達以上に、私達の意志を伝えてくれるケアマネ、最高です!

ケアマネの仕事って本当は、
介護が必要な人間に、
介護保険の制度にのっとった生活をさせる事じゃなくて、
介護や援助を受けながらも、
その人らしい生き方が出来る手助けをする事だよね、と思いました。



●2014年12月2日(ボスキャラ医訪問)

今日は、リハビリ病院からの訪問がありました。
自宅の中で、どんな動きが可能か等、
実際の生活の場を見ながら、
今後の訓練の方向性を決定するための訪問でした。
「最終ステージ・ボスキャラ登場!」です。

でも色々とカツの動きを見た後、
ボスキャラ医さんは
「しばらく病院でのリハビリを続けましょう。
横歩きの練習をやりましょう。」と言いました。
以前、診察室では、
「いいかい君はもう治らないんだよ!」
「だから日常生活は電動車イスにしたまえ」
と言ったクセに!(怒)

それでも多分、トイレ前の段差を乗り越えて、
あたふたしながらも何とか横歩きで移動してるカツを見て、
少しは良心が痛んだのかもしれません。
イヤ、もしかしたら、よっぽど
鬼嫁の顔が怖かったからかもしれません。

理由は何でも良いんです。
ボスキャラ医師が考えを変えて協力してくれるなら、
それに越したことはありません。
とにかく今夜は安眠できそうです。



●2015年1月15日(そして歩み寄り)

今日は、いつものリハビリ病院で面談がありました。

今後のリハビリについての話合いです。
1時間ほど色々と話し合いをして、
総合的には前向きな結果になったと思います。

ボスキャラ医師は相変わらず「君の障害は治らない。」と言いました。

でも付け加えて「回復はしないが、訓練次第で獲得できる動作はたくさんある。」とも言いました。
それから相変わらず「電動車イスでサッカーをやったらどうだ?」と言いました。
「リハビリだけが人生じゃない」「仲間作りも大事」と言いました。
(↑信頼関係が無い相手に言われるとリハビリから追い出す為に言ってる様に聞こえますが)

でも「何が良いかはゆっくり考えよう。」とも言いました。

つまりボスキャラ医師なりの「歩み寄り」があったというわけです。

そして当面のリハビリとして「立上がり」と「横歩き訓練」をあげ、

そのために今までのOT女史に加えて、PT氏(前担当者)も追加担当とし、
週に2単位(40分)だった訓練時間を3単位(60分)に増やし、
将来的には「伝い歩きの自立」の可能性も示唆されました。
もちろん、ボスキャラ医師の意見(治らない等)に納得は出来ませんが、
ここまで歩み寄ってもらっているコトは有難く受け止めなければいけないんだと思いました。


多少の意見の相違はもう、横っちょに置いとくことにしました。
当面の合意部分(目指せ横歩き)に関して具体的な話が進んで良かったです。



こうやって沢山の方々に支えられて、
カツのリハビリ通院は成り立っています。
もちろん私達も精一杯の努力をしています。

でも本音を言わせてもらえば、
こんなに辛い思いをする前に気持ちを汲み取って欲しいです。


私達は(私は)たまたま口が達者で
医師に対しても臆さずに話せるようになりましたが、
世の中には、そうではない人の方がうんと多いと思います。

言葉に出来ないまま、そのまま、
ただ辛い状況に追いやられたまま、そのまま、
君の人生は終わりだと告げられても、ただ、
耐えてるだけの人達に、どうか、


もっと光を!と、強く思います。







「リハビリ病院あれやこれや日記」

http://ameblo.jp/abalonetopia/entry-11978116163.html



≪ フェノール・ブロック療法ふたたびの悪夢ホームフェノール・ブロック療法を弾劾する ≫

Comment

FBで一部分しか知らなかったので、その全貌が明らかにされるのですね!

sallyさんのことですから、すでにカルテ開示やコピーはされているかと思います。
うちもミスで意識障害になったと思っていますので、カルテ開示してもらいました。

雫☆さん

コメント有難うございます。

はい、全貌を書きたいと思っています。
まずは大まかに「あらすじ」を書いています。

私は今回の事は医療ミスだと思っています。
医療ミスの定義など読めば読むほど当てはまっていると思えるからです。

もちろんカルテ開示の請求はしています。
素直に応じてもらえるかどうか(改ざんが無いかどうか)は分かりませんが。

(下記はwikipediaより)

医療過誤(いりょうかご)とは、医療における過誤によって患者に被害が発生することである。医療ミスともいう。
日本の厚生労働省リスクマネージメントスタンダードマニュアル作成委員会「リスクマネージメントマニュアル作成指針」によると、医療過誤は

「医療従事者が、医療の遂行において、医療的準則に違反して患者に被害を発生させた行為」と定義されている。

医療過誤は、日本においては、刑事責任(業務上過失致死傷など)および民事責任(被害者に対する債務不履行又は不法行為に基づく損害賠償責任や使用者による懲戒など)の原因となり得る。

こんばんは。
医師の口から、「病気はもう治らない。」と言われて、頭にくるし悔しかったですね。
私も倒れて最初の頃、ここから3時間位離れたリハビリ病院に入院しようとした時、同じようなことを言われて妻が悔しがっていたのを思い出しました。
元には治らないにしても、言い方がありますよね!
カツさんができることを沢山作って、「病気はもう治らない。」と言った医師を見返してやってください。

エース21さん

コメント有難うございます。
返信が遅くなってしまって申し訳ありません。

最近は新しい医師にリハビリを指導してもらってます。
その方は「治らないという医者は勉強不足だ。」と言われます。
「君は治らない、ではなく、私には治せない、と言うべきだ。」だそうです。
本当に、その通りだと思います!

これからは患者も医師を選べる時代になると思います。
こういう不勉強な(不親切な)医師はふるい落とされるでしょうね。

負けずに行きます〜v-91

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