苺畑でつかまえて

カツ&サリー、闘いの記録

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フェノール・ブロック療法は医療ミスだったか



●これまでの経緯

脳幹出血の後遺症で、カツには痙縮(けいしゅく)という症状があった。
※痙縮は筋肉に力がはいりすぎて、動きにくかったり、勝手に動いてしまう状態で、医学的には反射の一種である伸張反射亢進とされます。 わずかな刺激で筋肉に異常な力がはいり、動きにくいだけでなく、眠れないことや痛みの原因になります。日常生活動作(ADL)のみならず、生活の質(QOL)の低下の原因となります。「痙縮とは?」よりhttp://www.itb-dsc.info/keisyuku/


そこで2007年7月、T医大病院でバクロフェン療法(ITB療法)の手術を受けた。現在も、お腹に埋め込まれたポンプから髄腔内に24時間バクロフェンという薬が送られている。
※「ITB療法」http://www.itb-dsc.info/keisyuku_chiryou/itb.html


バクロフェンの効果で全身的な緊張レベルは下がったが足首など部分的に固さが残っていたため、2012年7月より、K大病院でボトックス療法を始めた。
リハビリはリハビリ病院で、K大病院と連携を取りながら行われていた。

※痙縮の治療法には、経口抗痙縮薬による薬物治療、神経ブロック療法、バクロフェン髄腔内投与、外科的治療などがあり(図を参照)、これらは痙縮の分布や重症度に応じて選択されます。ただし、こうした治療を単独で行っても効果は限定的であるため、リハビリテーションの併用は必須です。
「上肢痙縮・下肢痙縮 診断と治療 痙縮の治療について」よりhttp://botox.jp/clinicians/spa/spa_002.html

pict_spa004.gif



●にもかかわらず

2013年5月、フェノール・ブロック注射を受けることになる。
ある日突然に、フェノール・ブロックを盲信するボウゲン医師がリハビリ病院の院長に収まったからだ。
そしてフェノール・ブロックは、痙縮治療としてはボトックスよりも遥かに古典的な方法であったにも関わらず「ボトックスと似たような注射」と説明され、しかも「フェノール治療を受けないならリハビリは終了する」と言われたからだった。

※経口薬で効果が十分得られない患者に対しては、フェノールブロックなどの神経ブロック(フェノールなどの神経破壊薬を末梢神経が筋肉に入り込む部位(モーターポイント)に直接注入し、その神経の伝導を遮断する治療法)が選択肢となっていました。ただし、フェノールブロックに関しては、「特定のモーターポイントを狙う必要があることから手技が難しく、実施可能な医師が限られる」という問題があります。
日本国内の脳卒中専門家により診療の目安として取りまとめられている「脳卒中治療ガイドライン2009」では、痙縮に対するリハビリテーションとしてボツリヌス療法を推奨グレードA(行うよう強く勧められる)としています。同じ局所療法である神経ブロック(フェノールやエチルアルコール)の推奨グレードB(行うよう勧められる)よりも、推奨グレードは高くなっています。
「脳卒中後に硬く緊張した手足の筋肉をボツリヌス毒素でほぐす」よりhttp://www.senshiniryo.net/stroke_c/01/




そして2013年8月以降、カツは両下肢に異常な痛みを抱えるようになってしまう。腫れを伴った神経的な痛みで特に右足裏の痛みが大きい。
これは当時の写真(2013年11月9日)
img_1.jpeg

これは後で知ったことだがフェノール・ブロック注射では、その副作用として大きな痛みが起きることは予測可能だったようだ。しかし私達は、事前には聞かされていなかった。

※フェノールを用いたmotor point blockは薬剤が安価であるという長所はありますが、フェノール水溶液は市販されておらず、自前で調達する必要があったり、motor pointを探すための手技に熟練を要したり、感覚神経の破壊を伴えば感覚障害や疾痛をきたしてしまったり、治療の反復による筋の癩痕化を伴うといった短所があります。「フェノールブロック 痙縮治療 」より
http://www.st-medica.com/2014/08/blog-post_28.html




●だから弾劾する手紙を書いた

こんなに腫れ上がり痛みのある状況では、とてもリハビリどころではなかった。
この頃になると私達から以外にもボウゲン医師の傍若無人ぶりに苦情が殺到してたのか、ボウゲン医師は、新しい院長によって非常勤の医師へと降格された。

そこでカツは2014年3月、その新しい院長に宛てて抗議の手紙を書いた。
それが「フェノール・ブロック療法を弾劾する」である。
院長からは「施術前の説明不足」について謝罪があった。
また痛みの原因は「薬の量や注射の場所が不適切だったかもしれない」と言われた。

この手紙以降カツの主治医はボウゲン医師から院長へと代わり、
院長の指示の元、新しい担当療法士(OT女史)と共に、
ベッド・車イス間の自立移乗が可能になる等の成果をあげる事が出来ていた。
痛みはまだあったが何とか良い方向に向かっていると思っていた。



●にもかかわらず

2014年11月に、また新しい主治医(ボスキャラ医師)へと変更になり、
2015年1月から、新しい担当療法士によるリハビリが始まった。

この新しい主治医(ボスキャラ医師)は、
前述のボウゲン医師と同じく、痙縮治療にフェノール・ブロックを用いる医師で、
しかも担当療法士(ショウグンサマPT)は、
前述のボウゲン医師を盲信する「軍隊式リハビリ信者」だった。

そしてカツの足はまたもや大きな痛みを負うことになる。
これが「フェノール・ブロック療法ふたたびの悪夢」である。



私達が最も怒りを感じるのは、この事だ!

ボウゲン医師によるフェノール・ブロックで痛みを負わせた時に、
申し訳ないと謝ったのはウソだったのか?

本当に心から悪かったと思っているのなら、なぜ、
再び似たような過ちを繰り返すのか?


私は、院長とボスキャラ医師に宛てて、覚書を書いて提出した。
また文書による返答を求めた。




●覚書

論旨の要録、希望や意見の正確な伝達のために、覚書としてこの文書を作成しました。回答についても同じく、正確な伝達のために、文書での回答をお願いします。

<これまでの経緯>


○2014年は院長の指示のもと、OT女史とのリハビリがありました。
○その結果、起上がりの自立、ベッド車イス間移乗の自立が可能になる等の成果がありました。
○それまで続いていた足の痛み(フェノールブロック注射の後遺症による中枢神経の痛み)も軽減しつつありました。(ボルタレン25mg服用量が1日1~2錠でした。)

●2015年1月21日、ボスキャラ医師の指示のもと、ショウグンサマPTとのリハビリが始まりました。
●2月4日、右足裏親指付け根あたりの異変(赤み)をショウグンサマPTに伝えました。ショウグンサマPTからの回答 は、続けていくうちに足首が柔らかくなるので(緊張が落ちるので)大丈夫、でした。
●2月18日、ショウグンサマPTに、足が痛いので自主トレ(自宅での立上がり)はやれない、と伝えまし た。ショウグンサマPTからの回答は、10回ずつ小分けにして朝昼晩と3回に分けてやれば1日30回くらい 出来るでしょ、でした。
●2月18日から22日にかけて更に足裏の痛みが悪化しました。
●2月23日未明からは激痛に変わりました。
●2月25日、ショウグンサマPTに、夜もまともに眠れない程の激痛のためリハビリは不可能だと伝えまし た。当直医師の診察を受け、その日のリハビリはOT女史のみとなりました。
●3月3日現在、ボルタレン25mg服用量は1日8~9錠です。

<要望>

1.足の痛みが軽減されるまでの間は、足に負担のかかるリハビリは中止して下さい。 足の痛みの軽減目安としてはボルタレン25mg服用量が1日2錠に戻るまでと考えて下さい。
2.リハビリ内容については、事前に(実際に訓練を始める前に)充分な説明を行って下さい。 本人および家族(妻)の同意のないリハビリは行わないで下さい。 また途中で異変(傷や痛み等)が生じた場合には直ちに中止して下さい。
3.足の痛みが軽減された以降も、ボウゲン流リハビリは止めて下さい。 以前フェノールブロック注射を受けた際、足裏激痛が始まった原因の1つに、ボウゲン流軍隊式リハビリがある と考えます。

<補足 覚書、要望-3(痛みが消えた以降のリハビリ)についての補足要望です。>

1)3ヶ月ごとに行われる主治医との面談に基づいたリハビリ計画を、書面にして下さい。書面には具体的に何をやるかのリハビリニューを記載して下さい。書面は、実際のリハビリが開始される前に作成し、内容について充分な事前説明を行って下さい。
2)実際のリハビリ開始前には、毎回必ず、その日に具体的に何をやるかのリハビリメニューについて充分な説明を行って下さい。また前回のリハビリ終了後に体調などの異変がなかったかどうか、充分に確認して下さい。本人もしくは家族(妻)の申し出がある場合は体調などに合わせてメニューの変更を行って下さい。
3)実際のリハビリ終了後には、毎回必ず、具体的に何をやったかのリハビリメニューを記録に残して下さい。リハビリ成果についての記載は客観的な事実に基づいて行って下さい。記録の内容は、本人もしくは家族(妻)が希望した場合には開示して下さい。




●その後

しかし残念ながら院長からもボスキャラ医師からも納得のいく回答は得られなかった。院長に「ぜめて、この痛みを緩和する他の病院を紹介してもらえないか?」と訪ねたが、「そんな病院はない」との返答だった。
そして院長からの回答書には「カツさんや奥さんの未来のために病院とは仲良くし、ブログにアップする記事や写真には配慮しましょう」というような言葉が付け加えられていた。
私はそれを「リハビリを続けたければ病院の悪口を書くな」という脅しだと受け取った。

ボスキャラ医師からは「ここまで痛みが長引くことは医学的には考えられない」と、まるで痛みを感じる方がおかしいかのように「医学的」を強調して言われた。また「その痛みは浮腫から来てるようなので日中は足をあげてベッドに寝るように」とも言われた。

※注射後、「痛みが増強した」「症状が悪化した」と訴える患者は全国・全世界に多数存在する。それは治療した医師が想像している以上に存在する。なぜなら痛みを覚えた患者は来院しなくなるか我慢するかのどちらかの場合が多いからだ。
注射後、痛みが悪化する最大の理由は注射ミスと原因個所の診立て違いである。ここで最重要事項は、自分が犯してしまった注射ミスのせいで患者の容態が悪化した場合、それを素直に認めず「患者が痛がりであり精神異常であるからだ」などと自分を正当化しないことである。
「各種ブロック注射後の副作用対策」よりhttp://www.nanbyo-study.jp/?page_id=786




私達は、バクロフェン治療の権威であるT医大の主治医に意見をうかがいに行った。バクロフェン主治医は「フェノールは感覚神経に触るので必ず痛みがでる。」と言われた。

「他の病気で下肢の麻痺が強い人には使うかもしれないがカツさんの状況で使うものではない。少なくとも僕ならカツさんには使わない。」
「カツさんの治療のためというよりは病院の経営的な理由があるのでは?」と言われた。

また「日中に足をあげて寝ていろ」という指示には納得がいかなかったので、
他の、カツの足の痛みに有効な治療をしてもらえる病院を自力で探した。
その結果、新たに整形外科・リハビリ科の医師に出会い、正しいリハビリ方法の指導を受け、現在は痛みも激減している。




それにしても、このリハビリ病院の無責任な態度は許しがたいと思う。
自分達のミスを隠すためなら、患者の苦痛などどうでも構わないと言わんばかりだ。


なぜ病院は、
ボトックス治療を進めていたカツに、
強引にフェノール・ブロック注射を打ったのか?

なぜ病院は、
フェノール・ブロック注射の副作用で痛みが続いているカツに、
ボウゲン医師流の軍隊式リハビリをやらせ激痛を再発させたのか?



説明責任を果たして欲しい。




≪ フェノール・ブロック療法のカルテ開示ホームフェノール・ブロック療法ふたたびの悪夢 ≫

Comment

かつて某大学病院教授と非加熱製剤の○製薬会社が、患者が感染するのを知ってなお隠蔽したことがありましたよね。

人の痛みや命より、彼らには大切なものがある、ということなんですね。
医療従事者失格ですよ。

雫☆さん

コメント有難う!

医療のことだけじゃなくて例えば政治も、
過去に犯した間違い(戦争とか)に対して、

本気で謝罪する気持ちがあるのか?と疑います。

本当に悪いことをしたと反省するなら、
2度と同じ過ちを繰り返さないように心がけるはずでしょ?

それをただクサいものにフタするみたいに、
ひたすら隠蔽し続けるなんて「医も算術」としか思えません(涙)

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若くして脳幹出血に倒れ、中途障害者となったカツの毒舌ブログ。

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