苺畑でつかまえて

カツ&サリー、闘いの記録

リハビリ病院「イス取りゲーム」

実はこの夏、カツは集中リハビリの為の「再入院」を予定していた。
現在は週に2回の通院リハ。確かに、それだけでもかなり『有り難い事』なのだが、それでも「入院して毎日集中的にリハビリを行う事」にはかなわない。主治医からも担当の療法士の方々からも「まだまだ回復の見込みがあるので、是非やりましょう。」と心強い返事をいただいていた。

が、しかし・・・。
結果的には「無期延期」になってしまった。
原因はただひとつ。「ベッドが空かない。」からである。

もちろん私達は二人とも、今のリハビリ病院が私達の為だけの病院ではない事、よく理解している。誰かが退院してベッドが空く事を、今か今かと待ってる方が大勢いらっしゃる事も、その「待っている時間」がどんなに辛く、長く感じるか、と言う事も、私達自身が一番良く分かっているつもりだ。

それでも私は言いたい。「もう一度、少しの間で良いから、入院させていて下さい。」と。
「病院は『ノアの箱舟』じゃあ、ないですよね。」と。

現実が、そうはいかない事はよく分かっている。それは病院の問題ではなく、政治の問題。医療の問題ではなく、経済の問題でもある。

私はいつも思うのだけど、日本という国は、どうして他の国に援助をするお金はあるのに、自国の困っている人々に使うお金は年々減らされてしまうんだろうか。

どうして「人間を殺す為の軍事」にはお金をかけられて「人間を救う為の医療」にはお金がかけられないのだろうか。

「介護」や「リハビリ」という地味で重労働で、臭くて汚くて、それでも「やり甲斐のある仕事」と信じて働いて下さっている皆さんの賃金や労働条件が、ネットビジネスや株式売買をやっている会社員より報われないのは、何故なのだろうか。

カツの場合は特に「今でも充分、家で生活が出来る。」という実績があるのでよけいに大丈夫と思われてしまっている。確かにカツは今のままでも「家で生活する事」は出来るかもしれない。でもそれは私の24時間の介護があって初めて成り立っているもので、もし私が病気になったりでもしたら「アウト」になってしまう。例えば私が急に何かの発作を起こして意識不明になったとしても、今のカツには助けを呼ぶ事すら出来やしない。

本人もよく「もしお前が倒れたら、俺はお前の死体を見ながらウンコまみれで餓死するんだろうなあ。」と言ったりしている。
だからどうか私達を過信しないで欲しい。
私達だってギリギリの所でふんばって生活しているのだから。

もちろん、私達以上に困っている方々がたくさんいらっしゃって、カツがいつまでも病院のベッドを占領する訳にはいかない事も充分理解はしているつもりだが「カツさんの所は、奥さんがしっかりしてるから、大丈夫。」と安易に考えて欲しくはない、と思う。

でも、そもそもこんな、病室の「イス取りゲーム」は何故おきるの?
戦時下でもない、大災害でもないのに、どうしてこんな「トリアージ」状態になるのよ?!
あの人の生活も、この人の生活も、皆、平等に大切なはずなのに、どうして全員を救う事が出来ないの?!

お偉い政治家の皆さん。
お固いお役所の皆さん。
誰かキチンと、私の目を見て、答えてみなさいよ!!



≪ それでも回復は続いているホームパソコン練習、開始! ≫

Comment

そうですね。
日本の医療の現場は、悪くなる一方です。

原因は、たくさんあると思います。
高齢化が予想より早く進んだのも、一因。

まあ、それを予測して、対策を立てるのが
政治の役目。仕事。なのです。

私もいつも感じています。
海外よりも日本に目を向けてほしい!と。
膨大な防衛費、それも外国にお金が流れていますよね。

いつかも書きました。ご存じでしょうけど、
カツさんは、お若いので「障害者」ほうで
介護保険が使えると思います。

万一の時に、すぐに使えるように
準備されておられるのがいいと思います。
介護保険の介護度の認定は済まれていますか?

介護保険にも、いろいろ問題がありますが、
現実は、それを使わなければならいから・・

たんぽぽさん

いつも有り難うございます。
カツも「介護認定」もらっています。
ちなみに「要介護5」です。

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若くして脳幹出血に倒れ、中途障害者となったカツの毒舌ブログ。

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