苺畑でつかまえて

カツ&サリー、闘いの記録

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哀しい親孝行

先日、従弟が亡くなりました。享年42歳(もうすぐ43歳)でした。
直接の原因はインフルエンザだったそうです。

「もう20年も療養施設生活やったからね、きっと身体の抵抗力が落ちてたんやと思う。」と叔母が話してくれました。

最初、彼の訃報を母から知らされた私は、叔母に何て言えばいいんだろう、どういう風に話せば良いのだろうと困惑していましたが、電話の向こうの叔母は意外にも明るい声で「おばちゃん、元気そうやろ?」と笑っていました。「大丈夫?」と聞くと「大丈夫やないとアカンやん!だって、ちょっとでも涙をこぼしたら、多分もう止まらへんもん。そやから泣かれへんねん。」と言っていました。

「あの子が『もう社会復帰は不可能でしょう。』って言われた時、家で療養させる事も考えたけど、私らは親やから、いつかはあの子よりも先に逝ってしまうって思ってね。でも、そしたら残されたあの子は弟達の世話になる事になってしまうやろ、それも可哀想でね。あの子も可哀想やし、弟達も可哀想。それやったら、と心を鬼にして、施設に入れたんよ。それが本当に良かったんかどうかは今でも分からへんけどね。亡くなったんは多分『あの子なりの親孝行』やったんやと思うんよ。でも、どっちにしたって、私は地獄に堕ちる覚悟はできてるから大丈夫やねん。」とも話してくれました。
私はただ「そうやね、親孝行やったんかもしれへんね。」としか言えませんでした。

でも本当は「自分の死」が「親孝行」なんて、そんな事、あり得ないと思う。
自分の子供の死を望む親なんて、この世の中にいるわけがない。
だからこそ「あの子の『親孝行』やったんや。」と言った叔母の言葉の裏にある、計り知れなく深い哀しみを感じずにはいられない。

私の記憶に残っている、幼い頃の従弟の姿に向って、合掌。











≪ 気持ちで負けてはいけない。ホーム閑話休題 ≫

Comment

従弟様

あの子の『親孝行』やったんや。」と言われた
叔母様の言葉。この言葉に隠された悲しみは
どんなに大きかったことでしょう。

従弟様のご冥福をお祈り致します。

たんぽぽさん、コメント有り難うございます。
ブログの本題からは少し離れてしまいましたが、
どこかに「彼の生きた証」を少しでも残しておければ、とアップしました。
最近、明るい話題が少なくて残念です。


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若くして脳幹出血に倒れ、中途障害者となったカツの毒舌ブログ。

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